NO NUKE Ibaraki

原発事故から廃炉期へ…茨城の未来。

東京電力へ支払い留保

 2012/6/19日「電気料金値上げのお願い」という小冊子を受け取り、この不当な値上げに対する抗議表明をすることにしました。
まずは自動引き落しを止め、支払い留保をするための準備をしました。
「責任」とは何かを東電や政府が理解できるまで、不当な値上げ分を支払わない/もしくは全く支払わない、という責任ある行動をとりたいと思います。(吉川)

茨城県ではすでに不払いを始めている人達がいます。電気は止められていません。
以下2012年3月にすでに不払い運動を呼びかける文章です。
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電気料金の支払い留保を呼びかけます。 私は、30数年前、東電が電気料金値上げをしたときに、値上げ分を原発建設費と捉え、その値上げ分を差し引いた、つまり旧料金で支払う運動を確か1年ほど続けました。まず自動引き落としを止め、請求カードが郵送されると、そこに表示されている金額を2本線で消し、訂正印を押し、郵便局で支払いました。郵便局はそのまま受付るのですが、東電は受け取った旧料金をプールし、不払いとの解釈で3ヶ月後に電気を止めます。その間には2人の職員がわが家に説得にきますが、円満に話し合って引き取ってもらいます。1週間ほどローソクでの生活を公団住宅アパートでするのですが、その後「差額」を支払うと、電気が点ります。そこで再度旧料金で支払うのです。この繰り返しを1年間したわけです。
 さて、今回の福島第一原発事故ですが、私たち一市民が東電と1対1で闘う手段としてなにがあるかと考えたとき、電気料金の銀行口座からの自動引き落としを止め、現在ないし将来の原発事故による損害賠償金の担保として「支払いの留保」をすることしかないように思います。現在の状況としては、東電はかつてのような「電気を止める」ことはしないはずです。
 私はすでに東電支社に出向き、金融機関からの自動引き落としを止め、「コンビニ支払い」に切り替えました。電気のメーター検針と一緒に前月の料金が書かれてある請求カードが配達されるとのこと。東電窓口でのこの手続きは住所・氏名・電話番号と本人であることの確認だけで、印鑑も通帳も必要ありません。※
 不払いを続けると、おそらく東電の職員が来るでしょうが、それぞれ自分としての支払い留保の意見を述べればよいでしょう。かつての「旧料金・・・」は運動がそう広範に広がったようでもないので、結果としては東電を困らせることにしかならなかったかも知れませんが、今回の場合は放射能被害が市民生活に明確に及んでいるのですから、1対1の本当の闘いになると思います。ぜひとも多くの市民がこの手段での闘いに立ち上がってほしいものです。
合田寅彦
※ 電話で受け付けています(東電カスタマーセンター)

 

東京電力へ支払い保留 補足-1

 

電気料金支払い保留を敢行している方より: 電気供給停止はもちろんあり得るが、東電係員訪問の際、支払い保留を説明しお引き取りいただくことが可能である場合、その場で供給停止をすることはない、ということです。
しかしながら、留守中に勝手に停止することもあるそうですから”不払い”をする場合の留意点として挙げておきます。

考察点1:電気供給約款の”V.使用および供給−34”では供給停止に必要な処置は「正当な理由がない限り、立ち入ることおよび業務を実施することを承諾していただきます。」とあります。
業務を阻止する”正当な理由”があるのであれば、需要場所(メーターなど)へ立ち入らせることを避けられるのでしょうか?

参考リンク:
電気代不払いプロジェクトFAQ電気不払いよくある質問 など”電気料金不払い”で検索
経産省パブコメ 2012/6/29まで 東京電力株式会社による電気料金の値上げ申請に係る「国民の声」の追加募集について
「東電が家庭向けの電気料金を値上げ」TBSラジオDIG 神保哲生 YOUTUBE